背中の痛みの対処法
背中の痛みは、現代人の多くが抱える不調の一つです。痛みの背景には日常生活の癖や習慣、ストレス、食事などの様々な要因が関わってきます。気候の変化によっても”ぎっくり腰”ならぬ”ぎっくり背中”という症状も出てきます。今回は背中の痛みがなぜ起きるのか、原因と自宅でのケアをお伝えしていきます。
背中の痛みの主な原因
1.姿勢の崩れと長時間の同じ姿勢
背中の痛みで最も多いとされるのが「姿勢の乱れ」です。特にパソコン業務やスマホの使用時間が長く、背中が丸まってしまう”猫背”、”スマホ首”が習慣化されてしまいます。
姿勢が崩れていると、背中の筋力の緊張度が変わり、頭を支えるバランスを保てなくなり、常時筋肉が引っ張られてしまいます。筋疲労、神経の伝達異常、血流問題などが痛みの物質を発生させてしまいます。
また、姿勢をいい状態に保持しても、長時間のデスクワークのように「動かない時間」が続くことで筋肉や関節の柔軟性が低下し、背中全体にロックがかかってしまいます。背中の痛みは同じ姿勢の積み重ねが静かに忍び寄って、些細な事で引き金を引かれてい出ている症状と言えます。
2.運動不足と筋力低下
背中は姿勢を支える筋肉が集まっている場所でもあり、体幹部や背部の筋力低下によって身体を支える力が不足し、結果として背中の筋肉に過剰な負担がかかります。
特に運動習慣が少ない人、加齢によって筋力が落ちている人ほど背中の痛みは出やすくなります。筋肉は同じ姿勢や活動しないと柔軟性が乏しくなり、痛みを感じやすくなります。
3.ストレスと自律神経の影響
「背中が張る」「肩甲骨の付近が痛い」、こうした症状にはストレスも大きく関係しています。ストレスが強くなると交感神経が優位になり、筋肉が常に戦闘態勢となります。背中には自律神経の枝が多く分布しており背中全体のこわばりや痛みは呼吸を浅くさせストレスを解放できない負のスパイラルに陥ります。
特に背中から肩甲骨にかけてはストレスの影響を受けやすく、慢性的な痛みや重さを感じる方が少なくありません。心の負担がカラダの痛みとして現れやすい場所でもあります。
4.呼吸の浅さ
背中の痛みと呼吸は、密接に関係しています。上記のように自律神経の影響を受けることで呼吸のリズムや深さで肋骨の動きに制限がかかります。肋骨は呼吸の動きや体のねじる動きに対応してくれます。そういった動きが減少すると肋骨は背骨に付いているので背中全体の動きに影響を及ぼし痛みとなります。
深い呼吸が出来ると、胸郭(胸回りの総称)がしっかりと動き、背中の筋肉の緊張が和らぎます。ストレスや姿勢不良により呼吸が浅くなると背中に負荷が集中しやすくなります。
今日からできる背中のセルフケア
背中の痛みは日々の小さな積み重ねの結果です。逆を言えば、少しずつセルフケアを取り入れることで痛みの改善と予防が期待出来ます。
1.肩甲骨を動かす簡単エクササイズ
肩甲骨周りは背中の動きの要となる部分です。ここを積極的に動かすことで、背中全体の筋肉が緩み血流の改善につながります。
肩甲骨寄せ運動
1. 背筋を伸ばして座る
2. 肩甲骨を背骨に寄せる
3. 5秒キープして力を抜く→10回1セット、1日数回行うと効果的です。※呼吸は絶対に止めないこと
2.背骨全体を動かす四つん這いエクササイズ
背骨の動きは本来、ひとつひとつの椎骨と呼ばれる骨が動くことが重要です。その為には普段の動きとは違う動きをしていくことが背骨の柔軟性を高めます。
四つん這い運動「キャット&カウ」
1. 四つん這い姿勢を作ります※足の爪先は立てることが重要です。
2. おへそを見るようにして背中を丸めていきます。背中を天井へ持ち上げるように意識します。
3. 今度はおへそを床に近づけるようにし頭を上げ、しっかりと”腰の反り”を作ります。
4. これを10~20回ほど繰り返します。呼吸を止めずに基本的に動作中は吐くことを意識してみましょう。
3.長時間同じ姿勢が続く時の”30分ルール”
背中の痛み対策で最も効果が大きい習慣のひとつが「30分に一度動かす」こと。
・立ち上がって肘を引くようにをゆっくりと捻る
・立ち上がって屈伸
・用事を作って歩く
これだけでも背中への負担を大きく減らすことが出来ます。
背中の痛みは身体からのメッセージ
背中の痛みは、ただの疲れではなく「今の生活習慣を見直して」という身体からのサインであることが多いものです。無理に我慢や放置したりするほど、痛みは慢性化しやすくなります。
今日から少しずつセルフケアを取り入れることで、背中は変化していきます。姿勢を整え、呼吸を深め、身体の緊張をほどいてあげることの積み重ねが背中の不調を快適に変えストレスのない日常を取り戻しましょう。
無理なく続けられる方法から、是非試してみてください。
どうしても改善が難しくお悩みの方は当院までご連絡ください!!
整体院リソーナ

