頭痛のあれこれ

頭痛

現代人にとって「頭痛」は、もはや珍しい症状ではありません。デスクワークの長時間化、スマートフォンの使用、ストレス、睡眠不足、これらが重なり、慢性的に頭痛を感じる方も少なくありません。頭痛の種類や原因はさまざまですが、日常生活の中でできるセルフケアを心がけることで、症状をやわらげたり予防したりすることが可能です。

頭痛のタイプ

まず大切なのは、「自分の頭痛のタイプ」を知ることです。大きく分けて、緊張型頭痛・片頭痛・群発頭痛の3つがあります。

最も多いのは緊張型頭痛で、肩や首の筋肉がこわばり、血流が悪くなることで起こります。パソコン作業やスマートフォンの見すぎ、姿勢の悪さ、精神的ストレスなどが主な原因です。

一方、片頭痛は脳の血管が急激に拡張することで起こるとされ、ズキズキと脈打つような痛みが特徴。女性に多く、ホルモンバランスや天候の変化、睡眠のリズムの乱れなどが関係するといわれています。

そして群発頭痛は、目の奥をえぐられるような強い痛みが特徴。発作的に同じ時間帯に起こり、期間中は毎日のように続くことがあります。これは専門的な治療が必要なケースが多いため、セルフケアだけで対応するのは難しいタイプです。

緊張型頭痛に効果的なセルフケア

長時間のデスクワークや姿勢の悪さが原因で起こる緊張型頭痛には、「血流を改善すること」がポイントです。
姿勢を整える:背もたれに深く座り、背筋を伸ばしてあごを軽く引く姿勢を意識しましょう。
ストレッチ:首をゆっくり回す、肩をすくめて下ろすなど、軽いストレッチをこまめに行うと予防にもなります。
深呼吸:浅い呼吸は筋肉の緊張を高めます。深く息を吸ってゆっくり吐くことで、副交感神経が優位になりリラックス効果も期待できます。

片頭痛に効果的なセルフケア

片頭痛のときは、温めるよりも「冷やす」ことが有効です。
こめかみや首を冷やす:氷水を用意し氷のうなどを使い、痛みのある部分をやさしく冷やします。血管の拡張を抑え、痛みを軽減できます。
暗く静かな場所で休む:光や音の刺激が痛みを強めるため、可能であれば静かな部屋で目を閉じて休みましょう。
カフェインの取り方に注意:コーヒーなどに含まれるカフェインは血管を収縮させ、一時的に痛みを和らげることがありますが、摂りすぎると逆に頭痛を誘発することも。ほどほどが大切です。

 

日常生活で意識したい習慣

頭痛を起こしにくい体をつくるには、日々の生活習慣が欠かせません。
睡眠のリズムを整える:寝不足も寝すぎも頭痛の原因に。毎日同じ時間に寝起きするリズムをつくりましょう。
水分をしっかりとる:体の水分が不足すると血流が滞り、頭痛が起こりやすくなります。こまめな水分補給を意識しましょう。
適度な運動:ウォーキングやストレッチなど軽い運動を続けることで血流が改善し、緊張型頭痛の予防につながります。
ストレスをためない:趣味やリラクゼーションを取り入れて、心身のバランスを保ちましょう。

 

 

頭痛は“体からのサイン”です。

無理を続けることで悪化することもあれば、少し生活を見直すだけで軽くなることもあります。自分の体と向き合い、やさしくケアする時間を持つことが、頭痛の改善への第一歩です。